Ben Bagdikian
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/9/9f/Ben_Bagdikian.png
Photo by Richard Barnes, Wikipedia
アメリカのジャーナリスト、メディア批評家、教育者である。アルメニア系移民の家庭に生まれ、第二次世界大戦後にジャーナリズムの世界で活動を本格化させた。『ワシントン・ポスト』の記者としてウォーターゲート事件報道に関わるなど、調査報道の分野で重要な役割を果たした人物である。 バグディキアンは、著書『The Media Monopoly(メディア独占)』において、アメリカの主要メディアが少数の巨大企業に集中して所有されている現状を明らかにし、それが民主主義に深刻な影響を及ぼすと批判した。同書では、新聞・テレビ・ラジオ・出版などがわずかな企業によって支配されることで、情報の多様性や報道の独立性が損なわれる危険性が指摘されている。 また、大学教授としてジャーナリズム教育にも携わり、メディア倫理や報道の公共性についての議論を長年にわたって行ってきた。バグディキアンは、メディアを単なる産業ではなく、民主社会を支える公共的存在として捉え、その責任を問い続けた批評家である。